社会におけるタバコの在り方について、行動経済学や政策研究の専門家と今一度立ち止まって考えるイベントをハイブリットで行いました。
タバコが健康に与えるリスクは多くの科学的なエビデンスによって示されています。そのリスクゆえに、現在の保健指導や世間の風潮は、タバコを吸う行動そのものまでを「悪」とみなす傾向さえあります。しかし、タバコがリスク=悪なら、〇〇もリスクのはずだけど、なぜ「悪」ではない?そもそもタバコを吸う行動の行動経済学的な背景は?多様性を認め合い共存していく実社会において、タバコに係るルールを政策論としてどう考えるべきか?これらの話題を3人の専門家たちが提供します。保健医療従事者には必見の内容です。
登壇者
杉谷和哉(すぎちゃん)
著書:政策にエビデンスは必要なのか:EBPMと政治のあいだ (MINERVA人文・社会科学叢書 251)
竹林正樹 (ちくりん)
動画:心の中のゾウと仲良くなると、人は動く | TEDxGlobisU 再生回数80万開超!
書籍:心のゾウを動かす方法
MC:坪谷 透(つぼんぬ)
著書:健康格差の社会学:社会的決定因と帰結 (MINERVA社会学叢書61)
内容
- 今回のイベントのきっかけ
- タバコにまつわる健康指標や政策
- タバコ以外のリスクとタバコリスク
- タバコにまつわる行動経済学理論
- タバコにまつわる政策根拠
- 3人の議論
参加者の感想
イベントに参加してくださった方より素敵な感想をいただいております。ありがとうございます!
- タバコについて多面的にお話が聞けて面白かった。特に行動経済学の視点で喫煙者や青森県民の特性を捉えていたのが説得力があった。
- 異なる専門分野からの意見を比較できて面白かったです。
- 討論に終始しており、余計な時間がなく良かった
- 伝えたい内容は同じでも、専門の立場が違うと言い回しが違ったり、ラベル付けの言葉が変わる、というところがとても面白かったです。何より討論されている皆さんの「楽しくて喋りたくて仕方ない!」という雰囲気だけで、なんだか自分も楽しくなりました。どうもありがとうございました。様々なテーマで続編をやってほしいです。
- ちくりんさんの東北なまりがすごかった
そして、イベントの感想どころではなく、めちゃくちゃ優秀なまとめ記事をNOTEで書いてくださっている方がおられますので、そちらもシェアします。
動画公開(再掲)
またこのような企画を行います。お楽しみに!