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みんらぼカード 大学でキャリア意識の芽生えに寄与

みんらぼカード

今年も、岩手県内の大学にて、坪谷代表理事と杉山理事が授業のゲストとして招かれました。

授業の冒頭では、担当の佐藤卓氏が「人生会議」とは何かを解説し、続いて杉山理事が「なぜ人生会議を広めたいのか」について補足説明を行いました。

その後、みんらぼカードゲームを実施し、約20名の大学生に、実際に人生会議を体験してもらいました。

以下のように、多くの感想が寄せられました。

  • 死ぬ前にやりたいことを楽しく選べるし、みんなのやりたいことも知れてすごくいいゲームだと思いました。家族と一緒にやれば、家族が亡くなったあとのことを考えるいいきっかけにもなるので、一緒にやってみたいと思いました。
  • 今日の人生会議を通して、ここまで深く自分の死に関して考えたことがなかったので、自分が意外とやりたいことが多いことに驚きました。出来れば長く生きて色々なことがやりたいけど、いつ何があるか分からない現代社会で、毎日精一杯頑張ろうと改めて思いました。また、入学して仲良くなった友達の新たな面を見ることができたので面白かったです。いつか家族と人生会議のゲームをやってみて、家族の本当にやりたいことをしっかり理解してできる限りのサポートをできるようにしていきたいと思いました。講師の先生方には、医師目線からのアドバイスもいただき、会話することがどれだけ大事なことなのか、またそのコツも教えていただきました。私は将来、⚫︎⚫︎になりたいと思っています。だからこそ、今から同級生としっかり目を合わせ、会話し、相手の気持ちを理解できるように視野を広げていきたいです。
  • 今まで、もし自分が余命宣告されたらどうするかなど考えることはありませんでしたが、人生会議を通して自分は亡くなる間際にどんなことを求めるのかを考える良い機会となりました。また、グループの人たちの考えを聞いてみて自分とは違った意見もあり新しいことも発見出来ました。最後に、「不安がない」というカードに対して多くの人が不安がない訳では無いと答えていました。このようなことから、食事面の管理をすること以外にも⚫︎⚫︎にできることがあるのではないかと考えます。講師の方々に人と関わる上で大切なことについてもお聞きすることが出来たので、普段から、相手目線になって話を聞くことを心がけたいです。
  • 今日体験した人生会議で、自分はインドア派の人間だと思っていたけれど、いざ余命幾許という時には旅行に行きたがったりとアウトドア派になるのだなと感じた。一緒に体験した人も本を読むなどのカードは選ばず、温泉に行くなどのカードを選んでいたように思う。どのくらい自分のような人がいるか分からないが、人間の心理は少し不思議だと思った。
  • みんらぼカードをしてみて自分にない価値観を他の人がもっていて,自分では思いつかない考えかたがたくさんあって面白かったです。人生会議は重苦しいというか難しそうなイメージだったけど,みんらぼカードを使えばみんなで楽しくゲーム感覚で人生会議ができるので色々な人とも一緒にやってみたいと思いました。
  • 自分が死ぬまでのことをはじめて考えて、家族と一緒にみんらぼカードをして、人生の最後について考えたいと思いました。今日の授業を通して、自分は人生の最後に求める条件が多いことに気づけました。家族にシェアしていきたい。
  • 今までの人生でもしもうすぐ死ぬとしてどうしたいか考えたことがなかったので、みんらぼカードを通して、私は人との繋がりを大切にしたいんだということに気づくことができました。この機会にゴールデンウィークなど帰省した際に家族と改めて話し合ってみたいと思いました。
  • 今回ゲーム形式で、もし膵臓癌になり寿命が2ヶ月になったら何を望むかという難しいテーマを考えてみました。いざどうすると言われると言葉で言うことは難しいけど、カードに選択肢が書いてあることでそのカードを元に考えられたのはとてもやりやすかったです。それにこのゲームは何回もやることで自分の意見を固められる、そして他の人の意見を聞くことで、色んな考えを知ることができて新鮮でした。いざ死ぬ前に何したいだなんて家族だとしても気軽には聞けないのでゲームという形で知ることができるのはいいなと思いました。もしこのカードを購入したら家族ともこのゲームをやってみたいと思いました。
  • 今回の人生会議を通して、今後の自分の人生について深く考えることができました。そして、友達の大切にしたいものを知ることができたので、今後そのような思いを受け入れていきたいと思いました。⚫︎⚫︎になった際にも人との関わり方について気をつけていきたいと思います。
  • 今回みんらぼカードを使って実際に人生会議をしてみて、とても楽しかったし、とても勉強になりました。自分にとって大切にしたいことと友達が大切にしたいと思っている事がそれぞれ違くてとても勉強になりました。自分が余命2ヶ月と宣告されてからどう過ごしていきたいのかをこのようなカードを使って家族とも共有できるのがとてもいいなと思いました。今回の人生会議でも学んだ「相手の意見を否定せずに肯定すること」「相手の気持ちや思いをしっかり受け取って大切にすること」「相手の気持ちや思いを勝手に推測せず、相手に伝えてもらい、尊重すること」などを忘れずに今後、⚫︎⚫︎として働けるようになった時にも生かしていきたいと思いました。
  • みんらぼカードを体験して死ぬ間際の自分がしたいことがわかりました。他の人とカードを比較すると家族や周りの人が中心でカードを集める人と自分がしたいこと優先でカードを選ぶ人がいて色んな意見を聞けてとても有意義な時間でした。
  • 今まで死ぬまでにやっておきたいことを考えたことがなかったためいざ考えるとぱっと思い付かずカードで選択でき発想が広がることがいいなと思いました。
  • みんらぼカードで遊んでみて、自分が病気になったら、自分が死んだ後にどうしてほしいかなどは考えたことがなかったので、新鮮でした。この結果は家族にも共有したいと思いました。家族間でもみんらぼカードで遊ぶだけでなく、しっかり話し合いたいと思いました。
  • みんらぼカードをやってみて、こうして欲しい、こうしたいというのが自分でも明確になったと思いました。また、明確になったことで、死が来なくても、今を大切にすること、大切にしたいこともわかった気がしました。もっと歳をとった時にもう一度やってみると、希望する内容が変わっていることもあると思うので、様々なタイミングでやっていく機会があったらいいと感じました。
  • みんらぼカードをやってみて、それぞれが何を大切に思っているのかが知れたし自分自身も何がいちばん大切かを知れて面白いゲームだと思った。
  • 私は時間があるときは、今回の授業のような(死ぬまでにやりたいこと)を考えたります。しかし、毎回細々とメモを取るようなことはしないので、今回みらんぼカードを行い自分の(希望)が明らかになり、こらから将来に効果がある、良い経験ができました。また、人生会議のほかにもトランプなどと、使う用途が多いところも、消費者の特徴を捉えていてオリジナリティーがあり面白いカードだと思いました。
  • みんらぼカードを使って今の自分が何を求めているのか、どんな状態なのかに気づくことができたし周りの人が選んだカードを見てそれぞれ個性が出ていて考えさせられることが沢山ありました。家族が何を求めているか理解していない部分があるので、これからみんらぼカードを使ってみたいと思いました。
  • みんらぼカードをみんなで楽しく出来てよかったです!もし、余命宣告を受けたら、、、のことなんて考えたことがなかったので、実際に考えてみて自分が何を大事に思ってるか、最後まで何を求めるのか、を知ることが出来ました。他の人は、私が捨てたカードを貰ったり、逆にみんなが捨てたカードが欲しかったりしたので、人によって重視していることが違うんだなと思いました。とてもいいカードゲームを体験させて貰いました。ありがとうございます楽しかったです!

このように、多くのことを学ぶ機会となったようです。

佐藤氏は、寄せられた感想文をもとに、「KH-Coder」を用いてテキストマイニングを行いました。

このツールでは、出現頻度の高いキーワードほど大きな円で表示され、一緒に使われることが多い語句どうしがグループ化されます。これにより、文章群に内在するコンセプトを可視化・探索することができます。

今回浮かび上がったグループに対して、佐藤氏は前後の文脈や自身の見解に基づき、それぞれのグループが示すコンセプトを下図のように記述しました。

人生会議に関する内容にとどまらず、生と死を自分ごととして捉えていること、さらには将来のプロフェッショナル意識の芽生えや、他者への理解や多様な生き方に対する気づきにもつながっていることに大変感銘を受けました。

今後も、さまざまな方に向けて、みんらぼカードゲームと人生会議を実践して参ります。

(文責:杉山)