2025年6月、山形県立保健医療大学看護学科の3年生を対象に、みんらぼ代表理事のつぼんぬが非常勤講師として2コマの授業を担当しました。
この縁は、昨年、山形県立保健医療大学看護学科の教授になられた青山さんよりお呼びいただき実現しました。
青山さんより依頼されたのは、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」「SDH(健康の社会的決定要因)」「社会的処方」といった、これからの看護に欠かせない概念の紹介と、みんらぼカードの体験でした。そのために半年前くらいから準備を進め実現しました。

1コマ目
1コマ目は、授業で、それぞれの概念や背景、国内外の実践例を紹介しました。
SDHや社会的処方は、学生さんたちにとって初めての話題だったようですが、コミュニティナースについては既に多くの学生さんがご存じとのことで、時代の変化を感じました。
2コマ目
2コマ目は、ACPとみんらぼカードについての解説です。
その後は、みんらぼカードを使ったワークショップを実施しました。
このみんらぼカードは、地域の多様なステークホルダーの立場や価値観を視覚化し、対話を通じて「健康」「つながり」「支援」を共に考えるためのカードゲーム型教材です。将来看護師になるみなさんにはコミュニケーションは極めて重要と思います。みんらぼカードは話の引き出しを増やす意味でもよいツールではないでしょうか。

学生たちは初めての体験にもかかわらず、活発に意見を交わし、笑い声の絶えない時間となりました。
授業後に、カードを借りて帰る学生さんも複数いらっしゃいました。

最後に
看護教育の現場において、ACPやSDHのような社会的視点を持つことは、医療と生活をつなぐうえでますます重要になっています。

これまでも様々な講演会や大学などで、みんらぼカード体験会を行ってきましたが、このようなツールを活用することで、学生たちがより主体的に学び、地域と関わる準備を進めることができると信じています。
今後も、現場に根差した教育活動を継続していきたいと考えています。
みんらぼカード全国縦断マップ更新
今回は山形県保健医療大学での講演会でした。これで山形市にも進出です。全国縦断マップを更新しました。拡大してご覧ください。
文責:つぼんぬ