石巻市役所介護福祉課にお声がけいただき、市主催の市民向け講座と専門職向け研修会にて講演しました。
午前の部 市民向け講座
日ごろから市民活動を積極的に行っている市民の方々にご参加いただいた中で、みんらぼが提唱する「より前向きな人生会議」について解説しました。(市の公式報告書はこちらから)
あわせて、そのきっかけとなる『みんらぼカード™』を用いたゲームを実演しました。
実演は、みんらぼカードアンバサダーである北山真理氏と行いました。
あいにく、新型コロナ感染対策のため、グループワークは行うことができなかったため、ゲームの臨場感を味わっていただけるように、手元のカードの様子をビデオカメラで拡大中継しました。
参加者は10名程度と小規模開催でしたが、下記のご感想にあるように、参加者の皆様には大変満足いただくことができました。(詳しい結果はこちらから)
参加者の声
(参加者10名中、回答者9名)
- 一歩一歩、日々、終期が近づいています。自分の最期をじっくり考えている友達に伝えておこうと思いました。(70歳代)
- 介護するもの、されるもの今までの私が持っていた常識が気持ちよくひっくり返されて、なんだかすごくうれしかったです。97歳の母とカードをやってみたいです。結果はどうなるかワクワク~!(60歳代)
- 先生のファンになりました。(70歳代)
- 人生会議を家族で行いたいと思いました。本日はありがとうございました。(30歳代以下)
- 聞き書きを大学の授業でやっていて、今日の話でもつながっているのだなと思った。農業も人生のなかで生きがいにして、亡くなる方もいると思うので、人生会議をやってみたいと思った。(30歳代以下)
- ありがとうございました。(70歳代)
- 遠いところ来ていただきありがとうございました。すごく有意義なお話で参加してよかったです。もっと広く友人にも聞かせてあげたいと思いました。また、ぜひ講座を開催していただきたいと思います。(70歳代)
午後の部 医療・介護専門職向け講座
午後は、市内のケアマネジャーを中心に、看護師・社会福祉士・介護士も含めて、総勢37名の方々に参加していただきました。午前の部と同様に、「より前向きな人生会議」を解説するとともに、その人生会議を医療や介護の現場でどのように進めることができるかについて情報提供しました。(市の公式報告書はこちらから)
その情報提供の一つとして、やまと在宅診療所登米の元診療アシスタント(かつみんらぼカード™アンバサダー)の北山真理氏に、在宅医療の現場に8年間携わってきた体験—非専門職だったからこそ、患者・家族に近い立場の者として、彼らの表情を読み取り、その気持ちを医療職に向けて代弁できた—を共有していただきました。
この患者と医療職の中間に位置する役割はケアマネジャーにも通用することが、会場内の者同士で確認できました。
その後、再び『みんらぼカード™』の実演をビデオ中継しました。
講演後のアンケート(後述)にて、多数の方がカードゲームをやってみたかったと感想を寄せて下さったので、大きな反響を呼んだことは間違いありません(研修会のアンケート結果はこちらです)。
参加者の声
- 患者様の看取りに立ち会ったことがなかったため、実際にどのようなことを大事にして話し合っていくのか具体的に知ることができ、大変勉強になりました。
- せっかくトランプを使用しているので、体験させてもらってもよかったように思った。
- 人生会議を行っても、その人だけでの力ではやりたいことができないので、周りの協力体制が大事だなと思いました。
- ・コロナ禍でグループワークはできませんでしたが、トーク形式で話が聞きやすかったです。
- とても分かりやすい話でした。自分事として考える機会になりました。
- 「人生会議とは?」と思っていたが、研修でよく理解できた。なかなか「話をして知る」のは難しいかと思う。普段の会話から、本人の思いや希望を知るというのが、支援業務と重なる所があるなと感じました。
今後の展開に期待
今後もみんらぼは、様々な地域でみんらぼカード™を用いて、「前向きな人生会議」の啓発活動を展開して参ります。乞うご期待ください。
また、講演に来てほしいというお声にもお応えして参ります。まずはこちらからお問い合わせ下さい。
みんらぼカードにご関心のある方はこちらからどうぞ。