みんらぼカードで人生会議!販売ページはこちら

みんらぼカード 横手市で体験会 秋田県に初上陸

みんらぼカード

3月5日、秋田県横手市で、健康推進課の主催のもと、市の保健師や地域包括ケアセンターのケアマネジャーを対象に、advance care planning(ACP:愛称「人生会議」)に関する講演とみんらぼカード体験会を行いました。

今回の講演会の目的

今回の講演会の目的は以下のとおりでした。
①まずは、みんらぼカードを体験
②人生会議の本質を再考する——みんらぼが提唱する「広義の人生会議」観に触れる
③人生会議が広まらない理由を再考する——みんらぼカードの課題解決方法に触れる
④人生会議を横手市でどのように広めるか議論する——みんらぼカードの活用に触れながら

②③については下記動画などで解説してきましたので、どうぞご覧ください。
ここでは、①④の様子を報告します。


①まずは、みんらぼカードを体験

人生会議を市民に啓発するにあたって、まずは、啓発活動に携わる者が、自身の人生会議を体験することが肝要です。
人生会議を実際に体験し、自身がどのように感じるのか。いままで人生会議を他者に薦めるにあたって感じていた、なんとなく後ろめたい感情が、みんらぼカードによって払拭されたのであれば、今後の啓発活動の自信になるはずです。
みんらぼカードの特徴は、なんといっても、

Hope for the Best, Prepare for the Worst
前向きに、生きることの希望や幸せを考えてから、
万一に備える、あるいは、その希望を達成するために必要なことを語り合う

ことを主眼としています。
ゲーム中、どのグループでも楽しげな会話が絶えず、参加者がみんらぼカードの真髄を掴んだ様子が伺えました。

④人生会議を横手市でどのように広めるか議論する

人生会議はもっと気軽に取り組んでよいものであることを、参加者に体感していただいたところで、人生会議を横手市民にどのように啓発していくかを議論しました。
来年度、横手市は人生会議を啓発する事業を実施することが、来年度の計画としてすでに決まっています。
その具体的な取り組みを、グループディスカッションしました。
各グループからの発表(写真)を見てお分かりの通り、本当にたくさんのアイディアが出ました。

驚くべきことは、これらの意見が、次から次へ、ポンポンと出てきたことでした。
参加者同士が、ふだんからよく話し合う、熱心かつ良好な関係にあることが伺えました。
それに輪をかけるように、みんらぼカードが、議論を活発にしたといっても嘘ではないでしょう。

さらなる発展のために——先行事例の紹介

ひとつひとつがあまりにも良いアイディアだったので、単なるアイディアとして終わらせるのではなく、ぜひ実現させたいところです。
そこで、各アイディアに関連するみんらぼの過去の活動を先行事例として紹介し、それぞれの実現可能性を膨らませていきます。
その中で、とくに実現させたいものや、実現可能性のあるものを、来年度事業に取り入れるとよいのではないでしょうか。

専門職同士のアイスブレイク

とても重要な切り口です。川久保病院の新人研修会にみんらぼカードを取り入れた事例が類似しそうです。
みんらぼカードを活用すると、新人同士の信頼関係を築くだけでなく、自分の気持ちを相手に伝えるトレーニングも「自然と」できてしまうので、コミュニケーションのスキルアップにもなります。

家族など多世代で ”ごちゃまぜ” にゲームする

みんらぼカードに最小年齢の制限はありません。いまのところ、カードゲームした最年少は5歳です。意外と言ってよいかわかりませんが、5歳でも内容がわかるカードもあるようです。それにも増して、両親や祖父母とゲームする雰囲気が心地よかったのでしょう。ゲームが終わっても、「もう1回ゲームしようよ」と、何度もおねだりしたという体験者の声を聞きました。まさに、繰り返し実施してよいという人生会議の本質を突いていると言えます。

ちなみに、小学校でみんらぼカード×コーヒーイベントを開催したことがあります。

県の発行する人生会議ノートと連動させる

岩手県北上市の発行する「わたしのきぼうノート」とコラボした取り組みが先行事例にあたります。
この事例では、「『わたしのきぼうノート』を書きたいけど、何を書いたら良いかわからない」という市民の声を受けて、まず、54枚のみんらぼカードの中から、生きていくうえで大切にしたいと思うことを選び、「わたしのきぼうノート」の該当箇所に記入することを勧めました。

盆・正月に行う——とくに冬ごもり期間は人生会議するにはもってこい

その通りです。その時期にあわせて、みんらぼカードイベントを行ったこともあります。このときは、サンタクロースが7人も来てくれました。

夏祭りで啓発活動する

その通りです。夏祭りではありませんが、朝市での出店活動を紹介します。あらゆる場面で、「人生会議」が目に止まる工夫があると、人生会議に対する市民のハードルがさがりそうです。

住民の生活をよく知るケアマネジャーの間で広めたい

その通りです。みんらぼは、過去に、ケアマネジャー・社会福祉士・作業療法士・看護師等、さまざまな専門職向けに講演してきました。
これらの講演で繰り返しお伝えしてきたことは、
人生会議は、
(1)「前向きで、楽しく、最期を迎えることよりも『いま』をどのように生きていきたいか」を話題に、もっと気軽にやっていいものであり、
(2)住民や患者との関わりが深い(皆さんのような)専門職にこそ広めてもらいたい、
の2点でした。

専門職とのネットワークが豊富な地域包括支援センターを窓口にしたい

紫波町社会福祉協議会の有志でみんらぼカードゲームをしたことを起点に、民生委員の総会や、公民館主催の講話につながった事例があります。

サロンでゲームしたい

盛岡医療生協の年度末の総会でみんらぼカードゲームをしたところ、それぞれの地区サロンでゲームが自主開催されました。
こうした取り組みやすさ、広がりやすさを有しているのも、みんらぼカードの特徴です。

図書館でみんらぼカードを紹介したい

紫波町図書館——米国図書館協会年次総会に日本の図書館として初参加したことで名高い——で開催したことは先述の通りです。

そのほかに、岩手医科大学附属図書館でも体験会が自主開催されました。

ちなみに、国立国会図書館にみんらぼの書籍が所蔵されています。

医師と一緒に啓発活動したい

その通りですね。岩手県医師会美術展への出展は、みんらぼカードを知っていただく機会になりました。

日本プライマリ・ケア学会の総会や東北・岩手地方会でも学会報告しました。

また、医師との関わりにおいては、人生会議に基づいた住民(患者)の意思決定を実行するという点で、横手市の人生会議に関する啓発事業が、横手市のPOLST(Physician Orders for Life-Sustaining Treatment:生命維持治療に関する医師指示書)の運用につながることを期待します。岩手県一関市の運用開始に関わりました。

小学校など学校でも紹介したい

子どもの早期教育に人生会議の概念が導入され、市民の間で人生会議が自然なものとして受け入れられる日を待ち望んでいます。
そのような思いで、小学校ではありませんが、高校生向けの授業コンテンツの作成に関わりました。

医学部や看護学部・看護学校でも教鞭をとっています。

施設入所者にも勧めたい

人生会議とみんらぼカードを紹介するテレビ放送のあとに、グループホームの入所者にカードをご購入いただいたこともあります。

また、みんらぼカードを知った方々がグループホームで実施した事例も紹介します。入所者本人がカードを行えなくても、その家族が本人に代わって、リスト化されたみんらぼカードの中から、お看取りの際にやってもらいたいことを聴取し、ご家族にとっても穏やかなお別れにつながったという事例もあります。こうした活用方法もぜひ取り入れていただきたいです。

老人クラブで広めたい

老人クラブやボランディアクラブで自主開催されたことがあります。繰り返しになりますが、みんらぼカードは、人生会議の輪を自然と広げてくれます。

まとめ

以上、どれも実現させたい、素晴らしいアイディアばかりです。

横手市の来年度の事業として、どのような取り組みがあるか、いまから楽しみです。
来年度ですべてを実施できなくても、ゆっくり年月をかけて、人生会議の輪を醸成していきたいものです。
そのような、人生会議が自然と根付いている地域社会を夢見て、みんらぼは引き続いてバックアップしてまいります。

秋田県に初上陸!

また、今回の講演会は、みんらぼカード(体験会)にとって、秋田県に初上陸する機会になりました。

全国各地で開催しているこの体験会ですが、東北6県で未開催なのは、いよいよ福島県を残すのみとなりました。福島の皆様、この機会にぜひお声がけくださいませ。