2025年12月22日(月)、弘前大学と弘前学院大学の教員が中心となり、「弘前学院大学・弘前大学 多職種連携ワークショップ」が開催されました。
この取り組みは今年で2年連続の開催となり、地域医療・多職種連携に関する教育が着実に根づいていることを感じさせる内容でした。
学生が“受け手”から“担い手”へ——みんらぼカードがつないだ学びの循環
ファシリテーターを務めたのは、みんらぼカードを過去に体験した弘前大学医学部2年生——
坪谷代表理事が2年連続で講師を務めた弘前大学医学部の授業を受けた学生さんたちです。
彼らが中心となり、みんらぼカードを用いて、Advance Care Planning(ACP;人生会議)について議論する場が設けられました。
従来型の授業——
- 教員が前に立って教える
- 専門職が一方的に知識を伝える
という構図ではなく、
- 学生自身が問いを投げ、
- 対話を促し、
- 場を動かす
という、まさに、学びの主体が学生に移行した瞬間でした。
Teaching is the best learingという言葉がありますが、まさに学生さんにとっても学びを深めるよい機会となったのではないでしょうか。
ACPは「教えられるもの」ではなく、「語り合うもの」
ACPは、正解を覚えるものではありません。
大切なのは、
- 価値観の違いに気づくこと
- 自分の言葉で語ってみること
- 他者の考えを受け止めること
です。
今回のワークショップでは、みんらぼカードという「問いのツール」を用いることで、学年や大学、専門職の垣根を越えた、深く自然な対話が生まれていたのが印象的でした。
これは、単発的な坪谷代表理事による弘前大学医学部での授業は、もはや「その場限りの講義」という枠組みを大きく超えています。授業やイベントではなかなか到達し得ない、非常に高いレベルでの成熟したコミュニケーションと言えます。
授業が“地域の教育資源”になるということ
坪谷代表理事による弘前大学医学部での授業は、もはや「その場限りの講義」ではなくなりました。つまり、
- 授業を受けた学生が
- 別の場でファシリテーターとなり
- 他大学・他職種の学生の学びを支える
という学びの連鎖が浮き彫りになりました。
大学の枠を超え、教員・学生・地域がゆるやかにつながる——これは、これからの医療者教育における一つの理想的なモデルと言えるのではないでしょうか。
静かに、しかし確実に広がる「みんらぼカード」の可能性
今回の報告は、派手な成果発表ではありません。
しかし、一度の授業がきっかけとなり、
- 学生が主体となり、
- ACPが「自分ごと」として語られ、
- それが次の学びへと引き継がれていく
というプロセスそのものが、極めて価値の高い成果であると言えます。
「一度きりの体験」で終わらない教育。
「誰かがやる教育」から「自分たちが担う教育」へ。
弘前で起きているこの静かな広がりは、今後、他地域・他大学へと波及していく可能性を強く確信させるものでした。
参考リンク
弘前大学HP
弘前学院大学HP


