岩手パソコン要約筆記サークル「あいたっち」研修会で体験会を開催しました。
要約筆記とは、手話を主なコミュニケーション手段としない中途失聴者や難聴者が会話の内容を理解できるように、支援者がパソコンや筆記を用いて内容を要約しながら文字で伝える支援方法です。
実際に、講演の内容をその場で要約筆記していただきましたが、そのスピードにとてもびっくりしました。筆記スタッフの皆さん、ありがとうございました。
その後、グループに分かれてみんらぼカードを体験しました。約30名の要約筆記者さんが、みんらぼカードを通じて、楽しげに人生会議する様子がとても印象的でした。普段から力を合わせてボランティアしている、その仲の良さがうかがえました。ファシリテーターのビッキー・アートフェローが時折会話に弾みをつけます。
実際に看取りを経験したことのある方が、その経験を他の方々に自発的に披露する場面なども見られました。人生会議の輪が、今度は要約筆記者さんを起点に広がるといいですね。
支える側・支えられる側の枠を越えて、お互いのこれからの生き方について語り合える日が来ることを願っています。
