岩手日報の論壇への投稿が掲載されました(杉山・坪谷による共著。筆頭として杉山が掲載)。
先日、わがまち紫波町の介護老人保健施設(老健)で、入所者を虐待していた事実が確認されました(記事)。その事件に遺憾の意を表した、岩手県介護老人保健施設協会会長の長澤茂氏の論壇への寄稿に呼応して、所感をつづりました。
尊厳とは何か─対等な権利に気づくことである。
支えられる側も支える側も幸福の追求を─。
支える側の支援のために社会サポートを─。
記事の中で杉山フェローが共著した論文を引用しました(原著)。14年間収集した縦断データを用いた研究で、介護者の心理的負担に影響する要因を分析しました。その結果、社会参加している介護者は、社会参加していない介護者と比べて、心理的負担を感じることが少ないことが示されました。筆者らは、介護している者が社会参加することで、心理的な社会サポートが得られるのではないかと考察しています。
今シーズン第1号です。iwatenotakara大谷翔平くんの第3号に追いつくべく、今シーズンも様々な角度から、社会や地域の課題について取り上げ、執筆して参ります。